自己啓発セミナー対策ガイド
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自己啓発セミナーに対する
評価

自己啓発セミナーに対する評価 2004/04/01

 ぼくは自己啓発セミナーを、好意的には評価していません。理由は、

  • 勧誘方法と、受講生に勧誘活動をさせる方法が、フェアではない
  • セラピー団体としてのモラルに欠けており、社会的信頼性が低い
 からです。
 ぼくは、「マインド・コントロール論」という擬似科学を信奉してはいません。しかし、自己啓発セミナーがモラルを欠いた心理的な誘導によって、受講生の人間性に干渉したり受講生を勧誘活動に走らせたりしていることは、疑いようのない事実です。その結果行われる勧誘活動も、消費者に対して非常にアンフェアな内容になっています。
 自己啓発セミナーのプログラムに教育的意義があるかどうかとは一切関係なく、現実に害がある以上、自己啓発セミナーには問題があると言えます。

 こうした考えに基づいて、このサイトをリニューアルしましたが、自己啓発セミナーや受講生に対するぼくの評価は、これまでと変ってはいません。
 自己啓発セミナーで扱われるテーマは非常に精神的なものなので、その価値も感想も、受講生の気の持ちようです。セミナーを受けてよかったという人がいたら、それはよかったですねと本心から思います。人に迷惑さえかけなければ、セミナー体験者のみなさんも、世間の批判など気にせず堂々としていていいと思います。
 自己啓発セミナーを批判する人たちの中には、セミナーの教えそのものがウソっぱちで無価値だとか、受講生は騙されているだけだとか、そんなことを言う人もいます。ウソっぱちのように見えようが、騙されているように見えようが、本人がそれでいいと思っていて他人に迷惑をかけていないなら、他人がとやかく言うことではありません。
 受講生の家族や友人が、受講生のことを心配して助言してあげるのは当然です。ただ、それが“思いやりに溢れた人格否定”にならないように気をつける必要はあるでしょう。それは、当事者同士の関係や考え方、モラルの問題なので、ケース・バイ・ケースとしか言いようがありません。とは言え、被害の当事者の主張ではなく、一般論的な意見として「マインド・コントロールされているだけ」などと受講生の体験を否定するなら、それはむしろ侮辱だと思います。

 自己啓発セミナーについては、信憑性のない情報によってカルト宗教などといっしょくたにして批判する人もいますし、「“教義”そのものが危険である」などとする人もいます。上に書いたように、受講生の精神活動を一方的に否定する人もいます。
 しかし自己啓発セミナーは、全体的な問題の内容も度合いも、いわゆるカルト宗教ほど過激ではありません。そのわりに、人の心を操るテクニックとしてはかなり完成されていると思いますが、基本的な教えや受講生の感想も、それ自体はさほど有害ではありません(正論かどうかはともかく)。自己啓発セミナーの直接の問題は、セミナー内での人権侵害やアンフェアな商法といった、具体的な実態の方にあります。別に、セミナーの全てについてネガティブな解釈を加えなくても、充分に批判できます。
 たとえ自己啓発セミナーに問題があったとしても、批判はフェアにやるべきです。べきというより、筋の通らない批判が横行しているから、被害者が必要以上に自己啓発セミナーを恐れたり、自己啓発セミナーの問題がなかなか世の中に理解してもらえなかったりするのではないでしょうか。
 ぼく自身、自己啓発セミナーは有害だと思っていますが、問題点を誇張したり必要以上に否定・非難することなく、筋の通った批判をしていきたいと思います。もちろん、セミナーの教えも実害を生む構造の一部ですから、具体的な害悪を正確に指摘した上で批判していくことは必要だと思います。