自己啓発セミナー対策ガイド
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実習一覧表(ライフ型)
近年のセミナー事情

自己啓発セミナーの起源 2004/04/01

自己啓発セミナーは、1960年代末のアメリカ生まれ

アメリカの自己啓発セミナー史

1960年頃から 人間性回復運動
1962 エサレン研究所設立
1964 Holiday Magic 設立
1968 Mind Dynamics 設立
1971 連邦取引委員会)Holiday Magic を告発■est 設立
1974 Lifespring 設立■Holiday Magic 商品販売禁止
 自己啓発セミナーはアメリカで生まれました。その文化・時代背景として挙げられるのが、1960〜70年代にかけての人間性回復運動(Human Potential Movement)です。これが心理学的な能力開発産業を生む地盤にもなり、そこにマルチ商法が参入したことで現在の形の自己啓発セミナーが生まれました。
 人間性回復運動とは、「社会システムや組織に抑圧された、本来の自己を取り戻す精神的流行」といったようなものです。当時のアメリカは、あらゆるジャンルにおいて大衆社会化が進んだ時期で、既存の権威的組織やシステムからの、知識、情報、権利、そして “人間性” の解放がうたわれていました。
 宗教や心理学も、教会や大学といった組織の専売特許ではなくなり、体系的な知識や実績をもたない市民が、サークル的な組織でワークショップを開くようになりました。心理学者の中にも、参画する人が現れました。これらの強力な実験基地となったのが、西海岸のエサレン研究所です。
 心理学イベントを産業化するベンチャー起業家も現れます。1968年に設立されたマインド・ダイナミックス社が初の自己啓発セミナーですが、これに、ホリディ・マジック(Holiday Magic)という化粧品マルチ商法の関係者会社が目をつけて、セールスマン研修として導入しました。
 以降、自己啓発セミナーはマルチ商法人脈によって完成されていきます。
 日本の自己啓発セミナーに多大な影響を与えたのは、1970年代初めに設立された、ライフスプリング(Lifespring)やest(Erhard Seminars Training)です。いずれも、設立や経営には、マルチ商法関係者やセールスマンが多く関わっていました。
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日本では、アメリカ人が初開業

 日本には、1970年代初めまでに、ホリディ・マジックを含めたマルチ商法が上陸。もちろん、すぐに社会問題化しました。自己啓発セミナーが日本に上陸したのは、まさにこのさなかのことです。
 日本に自己啓発セミナーを持ち込んだのは、ホリディ・マジックでセールスマン研修を請負っていた、ロバート・ホワイトという人物。アメリカでライフスプリング社の設立にも関わっていました。ライフ・ダイナミックスが、現在の自己啓発セミナーのプログラムを整えて正式にスタートしたのは、1977年です。
 ライフ・ダイナミックスは、受講生による勧誘活動によって受講生を増やし、そのセミナー内容と商法を真似する会社も現れました。1980年代半ばから末にかけて、分派や模倣が乱立しました。est も、ランドマーク・フォーラム(現在のランドマークエデュケーション)としてアメリカから上陸してきました。
 1980年代末に、自己啓発セミナーのブームはピークを迎えます。当然、勧誘活動や高額な料金をめぐるトラブル、受講生の精神的不調などが目立つようになり、新手のマインド・ビジネス、洗脳、人格改造などと、マスコミからさんざん叩かれました。
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